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zoom RSS 記念貨幣、その後

<<   作成日時 : 2007/02/04 19:38   >>

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再び記念貨幣のはなし。平成5年〜10年ころまでを振り返って。

平成5年、皇太子殿下ご成婚記念貨幣が出たとき、五百円白銅貨は、通常化並のサイズになって、大いに幻滅させられたことは前に述べたとおりである。このとき五万円金貨と五千円銀貨も発行されたが、金融機関の窓口で引換えされる金貨としてはこれが最後になった。
これ以降、高額の金銀貨は、もはや金融機関の窓口で引換えされるものではなく、記念貨幣セットの中に組み込まれて「発売」されるものとなったのである。

窓口での混乱を避けるという意味でも、また平日朝から銀行の窓口に並ぶことが出来ない人たちにとっても、郵便での申し込みの方が、公平なやり方かもしれない。(郵便申し込み→抽選、という方法にしても、いろいろと問題点はあるのだけれども…。そのことはひとまず措く。)
とまれ、記念貨幣は、このころから貨幣セットの通信発売と、低額貨幣の金融機関窓口での発行に二分化していくのである。

・関西国際空港開港記念五百円白銅貨(平成6年 2,000万枚)
記念貨幣の発行枚数は何を基準に決められるのだろう。一時期6,000〜7,000万枚を誇った発行枚数も、2,000万枚まで減少した。このコインの人気のほどは、なぜかよく覚えていないが、景気もよくなかったので、そんなには盛り上がらなかったのではなかろうか。ただこの時期前後して、「ニセ金貨大量輸入事件」がおこり、一般国民はもとより収集家の間でも、収集界に対する不信の念が広がったため、収集熱の冷めてしまったコレクターもたくさんいたのではないかと思われる。

・アジア競技大会記念五百円白銅貨(平成6年 3種@1,000万枚)
これが出たとき、ちょっと失礼な言い方かもしれないが、「ゲーセンのメダル」かと思った。タイトルも、「走る 跳ぶ 泳ぐ」というそのままのデザインで、なんとも貧弱貧相なコインだ。

ちなみに「ニセ金貨大量輸入事件」とは、熱狂的なフィーバーとなった天皇ご在位60年記念十万円金貨が、海外において偽造され、大手コイン商を通じて大量に国内に持ち込まれた事件である。バブル狂騒期を象徴する事件だと思う。
これによって貨幣商あるいは貨幣収集界の信頼はおおいに傷つけられたことは間違いない。貨幣相場もこの頃を潮に下落の一方をたどり始める。

・長野オリンピック記念貨
そんななかで、名誉挽回というわけではないけれども、平成9年〜10年に発行された長野オリンピックの記念貨幣は、それまでの不都合、失敗を踏まえたうえで、画期的な記念貨幣となった。
まず、一次、二次、三次と3回に分けて発行されたこと。そして金貨は額面一万円とし、発行枚数は55,000枚と、大幅に絞られたことである。

さすがにオリンピック記念コインというだけあってか、このシリーズのコインはデザインも美しく、私も何枚もはがきを出して申し込みをしたが、最初の一次セットしか当たらなかった。外れた分は何年か後に入札誌等で、いくらかのプレミアムを払って苦労して手に入れたものである。それだけに手に入れたときの喜びもひとしお、というものだ。

・天皇ご在位10年記念
         (平成11年 一万円金貨10万枚 五百円白銅貨1,500万枚)
金貨まで発行しなくても…と思うのは不敬な考えかな?乱発しすぎた金貨類が、大量に日銀に還流し、結局地金としてこの金貨に化けたのかな?というのはうがち過ぎた見方だろか…。折りしも、このころの金価格はいまでは信じられないほど低迷しており、「あのときムリしてでも金を買っとけば…今頃は…。」というため息まじりの皮算用ができるくらい安かった。
五百円白銅貨についても、発行すら知らない人が多かったらしい。ただし、白銅貨で発行される五百円記念貨は、これが最後になる。

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岩井克人『貨幣論』
■下記のように『グローバリズムという妄想』の翻訳があまりに悪いので、代わりに岩井克人『貨幣論』(ちくま学芸文庫)を読み始めた。貨幣がなぜ貨幣として成立するのかについて、マルクスが「全体的な価値形態」と「一般的な価値形態」の循環論法を断ち切ろうと「労働価値説」の前提を持ち込んでしまった点を切れ味鋭く批判している。循環を解決する必要はないのだ。まさに循環論法である点にこそ貨幣の貨幣たるゆえんがある。な... ...続きを見る
愛と苦悩の日記
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